2019年05月24日

購入記録(2019.05.24)

京極夏彦 今昔百鬼拾遺 河童  角川文庫 ¥821
佐藤亜紀 スウィングしなけりゃ意味がない 角川文庫 ¥864

京極夏彦の『今昔百鬼拾遺 河童』は『今昔百鬼拾遺 鬼』に続く新作。
引き続き中禅寺敦子と呉美由紀が主人公を務めるようです。
前作は講談社タイガで今作は角川文庫というのが不思議。
店頭で探すのに大変手間取ってしまいました。
次は新潮文庫らしいので気を付けておかないとなあ。
佐藤亜紀はナチス支配下での音楽を描いた物語。
大好きな作者の歴史題材小説なので楽しみにしています。
大切に読みましょう。

〈2019年書籍購入覚書〉 計32冊
posted by 森山樹 at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入記録

2019年05月20日

購入記録(2019.05.20)

峰守ひろかず STAiRs, be STAR! 怪談アイドルはじめます。 富士見L文庫 ¥691
北原尚彦 ホームズ連盟の冒険 祥伝社文庫 ¥713

『STAiRs, be STAR! 怪談アイドルはじめます。』は峰守ひろかずの新作。
作者が得意とする妖怪・怪談・都市伝説系ライトノベルの筈。
いろいろな趣向で不思議を扱ってくれる作家だけに楽しみです。
ライトノベルの常として良い評価ならシリーズ化されるかもしれません。
『ホームズ連盟の冒険』は〈シャーロック・ホームズ〉パスティーシュ短篇集。
『ホームズ連盟の事件簿』に続く第2作目ということになります。
比較的正統派のパスティーシュ作品だと思うので期待しています。

〈2019年書籍購入覚書〉 計30冊
posted by 森山樹 at 19:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入記録

2019年05月16日

五代ゆう『グイン・サーガ(145)水晶宮の影』

〈2019年読書感想21冊目〉
五代ゆう『グイン・サーガ(145)水晶宮の影』


豹頭王グインが表紙の〈グイン・サーガ〉第145巻です。
数奇な運命に導かれて様々な人物がクリスタル・パレスに結集してきました。
遂に「あのお方」の名前が登場しましたが,読者には既に既知の事実。
しかし,彼の復活を知らないグインの衝撃は相当のものになりそう。
クリスタルにいる筈のイシュトヴァーンやリンダも久しぶりに登場して欲しいですね。
その前にグインとシルヴィア,或いはパリスやユリウスとの邂逅になりそうですが。
ワルスタット侯ディモスは結局操られていたということなのかなあ。
この世界では催眠によって操られる人が多過ぎるので意外性を求めたい。
本心からケイロニアの帝位を狙う野心家であったということでもいいんだけどなあ。
あっさりとワルスタット侯領は解放されたので,このあたりも大詰めとなりそう。
一方でヴァラキアに辿り着いたブランはカメロンの死を知ってしまいます。
復讐の鬼となったマルコとの再会が如何なる方向へ進むのか気がかり。
ブランはマルコよりも大人である印象なので道は分かたれてしまう気がしますね。
スーティの存在もブランの中では大きいでしょうしねえ。
ドライドン騎士団ではファビアンの動向も興味深いところです。
ヤガの混乱はひとまずこれで終結ということでいいのかな。
イェライシャやイグ・ソッグはいずれまた再登場することでありましょう。
スカールはスーティを求めてフロリーとともにゴーラに向かうのかしら。
この一行にも愛着がわいているので解散するのは残念な気がします。
そして,スーティは弟であるドリアン王子と遂に対面を果たします。
この対面はゴーラの今後に関わる大きな出来事と言っていいのでしょう。
アストリアスがこれを見守っていたというのも運命の皮肉というべきか。
ドリアン王子に対するアストリアスの想いも複雑ですね。
何と言うか,筆舌に尽くし難いものがあります。
しかし,アストリアスは本当に格好良くなってきたなあという気がします。
アリサ・フェルドリックとともにドリアン王子を庇護する立場となるのかな。
此処までの苦労がアストリアスには成長の礎となっているように感じます。
しかし,次巻はかなり大きな転機となる巻に思えますね。
『イリスと雲雀』だからオクタヴィアとマリウスが中心になるかもですけれども。
何はともあれ,これで最新巻まで追いつきました。
今後はきちんと新巻の刊行を追いかけていこうと思います。

(ハヤカワ文庫JA 2019年)

タグ:五代ゆう
posted by 森山樹 at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想

2019年05月12日

五代ゆう『グイン・サーガ(144)流浪の皇女』

〈2019年読書感想20冊目〉
五代ゆう『グイン・サーガ(144)流浪の皇女』


表紙のシルヴィアがあまりにも可愛すぎる〈グイン・サーガ〉の第144巻です。
まあ,あんまり流浪している感はなかったりもするのですけれども。
相変わらずの群像劇なので,情景把握に混乱するのはいつものこと。
それでもなお物語が少しずつ進行しているように思えるのは嬉しいです。
特にヤガ方面での出来事は一応の終結に近付いているといっていいのでしょう。
カン・レンゼイモンロンが滅びたことで竜王の支配下からは解放されたのかな。
超越大師ヤロールやミロク教徒は今後如何なる道を進むのでしょうか。
ヤモイ・シンやソラ・ウィン,アニルッダの役割も大きくなりそうな気がします。
ドリアン王子をイシュタールから攫ったアストリアスたちも気がかり。
イシュトヴァーンへの反抗勢力としては弱さを感じます。
他の陣営との連携を図るということになるのかな。
アムネリスへの想いを冷静に見つめるアストリアスが印象的でした。
嫌いな人物ではないだけに,何処かで救いがあって欲しいもの。
最近はイシュトヴァーン自体が登場していないだけに方向性が掴めません。
そのイシュトヴァーンの子のスーティは相変わらず珍道中の最中。
すっかり面白お爺さんとなってしまったグラチウスがなんとも。
人間化したウーラとの組み合わせが面白いです。
ディモスの不審な行動が不穏なワルスタットには遂にグインが登場。
リギアやアウロラも加わって,ワルスタット解放の戦いが楽しみ。
尤も,グインが負ける要素が皆無ではありますけれども。
ラカント伯はそろそろ退場となりそうな気配があります。
表題ともなっている流浪の皇女シルヴィアはクリスタルへ。
未だに名前が出ない「あのお方」の掌中に収まったようです。
対グイン戦の切り札として扱われることになるのでありましょう。
ユリウスとパリスの動きもなかなか興味深いものがあります。
そして,レムスに囁き掛けるデビ・フェリシアの姿が印象的。
彼女の言を受けてのレムスの決断を期待したいと思います。
まだまだ,彼の出番はこれからでありましょうから。
久しぶりに描写されたクリスタルの荒廃した状況が酷い。
恐らく近いうちにクリスタルに主要人物が結集することになるでしょう。
如何なる動きがあるのか注目したいところです。

(ハヤカワ文庫JA 2018年)

タグ:五代ゆう
posted by 森山樹 at 19:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想

2019年05月09日

五代ゆう『グイン・サーガ(143)永訣の波濤』

〈2019年読書感想19冊目〉
五代ゆう『グイン・サーガ(143)永訣の波濤』


五代ゆうによって紡がれる〈グイン・サーガ〉の第145巻。
表紙は沿海州の船とともに舞台から姿を消すカメロン。
様々な意味で衝撃的であった彼の死に係る物語が一旦ここで幕を下ろします。
なんというか,復讐に身を捧げることを誓うマルコの姿が痛々しい。
イシュトヴァーンへの忠義はあくまでカメロンを通してのものだったことが分かります。
とは言え,マルコがイシュトヴァーンに復讐を果たす未来も見えません。
いずれにしても更なる不幸が待ち受けているように感じるのは辛いです。
久しぶりに沿海州が舞台ということで懐かしい人物も登場します。
あっさりと退場を余儀なくされる人物もまたいるわけですが。
ドライドン騎士団に新加入したファビアンの正体と目的は気になりますね。
そのドライドン騎士団のブランは沿海州から遠いヤガの地での冒険が続きます。
ヤガ方面ではブランやスカールがヨナ,フロリーとの合流を果たせて一安心。
イェライシャやイグ=ソッグ,ミロクの僧侶と奇妙な一行になっていますが。
ヤガに突如出現した巨樹の謎が今後の大きな主題となっていくのでしょうか。
そして,スカールやブランが求めるスーティは更に奇妙な一行となっています。
琥珀にウーラ,果てはグラチウスと人外ばかりというのが面白い。
兄としてドリアン王子を救うための意思を固めるスーティが泣かせます。
これで3歳というのだから,末恐ろしい。
リギアとマリウスはケイロニアのワルスタット侯領に足を踏み入れました。
不穏な動きを見せるワルスタット侯ディモスの真意が非常に気になります。
本人はクリスタルでの災禍以降は姿を見せていない筈。
本当に竜王の支配下となってしまったのであれば,ケイロニアにはかなりの痛手。
グインにとっても重臣の裏切りへの衝撃は計り知れません。
群像劇として幾つかの物語が同時並行的に進んでいくのは面白い。
但し,それ故に個々の物語の歩みが遅いのは難点であります。
それでも,懐かしい人物の再登場や伏線の回収等で楽しませてくれるのも事実。
今後もこの路線を是非とも踏襲して欲しいと願います。

(ハヤカワ文庫JA 2018年)

posted by 森山樹 at 06:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想