2019年06月23日

購入記録(2019.06.23)

ジェームズ・ベッカー 預言者モーゼの秘宝(上) 竹書房文庫 ¥680
ジェームズ・ベッカー 預言者モーゼの秘宝(下) 竹書房文庫
池上英洋 残酷美術史 ちくま学芸文庫 ¥1,026

『預言者モーゼの秘宝』は〈クリス・ブロンソンの黙示録〉の第2作目。
一応前作『皇帝ネロの密使』が面白かったので購入してみました。
キリスト教の秘史に迫るシリーズということになるのかな。
不満はありますが,それなりに好みの作品ではあります。
ジェームズ・ロリンズと言い,竹書房文庫は侮れませんね。
『残酷美術史』は西洋美術の紹介書籍です。
本当は最初の『官能美術史』を買おうと思ったんですけれどね。
状態が悪かったので先ずは此方からにしてみました。
池上英洋の著作なので面白くないわけはない筈。
少しずつ読んでいきたいと思います。

〈2019年書籍購入覚書〉 計48冊
posted by 森山樹 at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入記録

ジェームズ・ベッカー『皇帝ネロの密使(上)』

〈2019年読書感想28冊目〉
ジェームズ・ベッカー『皇帝ネロの密使(上)』


古い石板に刻まれた謎の言葉を巡る宗教ミステリィ小説の上巻です。
〈クリス・ブロンソンの黙示録〉シリーズの第1冊目ということになります。
その名の通り主人公は英国刑事のクリス・ブロンソン。
愛する女性と親友が巻き込まれた事件の真相を追って活躍することになります。
まだ上巻ということで評価は勿論不可能ですが,現段階では可もなく不可もなく。
バチカンとコーザ・ノストラとの関わり合い等の要素は楽しいです。
コーザ・ノストラが何故この事件に深く関わるのかは不明ですけれども。
単に過去からの繋がりというだけではなさそうな気がしますね。
少なくとも石板に関わる人物を全て抹消するだけの理由が見出せません。
インターネット監視システムは妙な現実性があって不気味ではあります。
実際に運用されていないこともないのでしょうね。
問題はブロンソンの親友パターソン邸から見つかった謎の石板。
この石板はキリスト教の根本に大きく関わる存在とされているのが楽しみ。
如何に外連味に溢れた説へと誘導してくれるのか期待してしまいます。
冒頭の皇帝ネロ時代の動向がどのように関わってくるのかも興味深いところです。
主人公であるブロンソンは頭も切れて行動力もあり格好いい。
少なくとも打つ手が殆ど良い方向へ出ているというのは楽しいです。
彼を追うコーザ・ノストラのマンディーノもなかなか有能で魅力的。
このふたりの死力を尽くした戦いが見物と考えていいのかな。
ブロンソンと別れた妻アンジェラとの関係も焦点になってきそうですね。
とは言え,やはり一番重要なのは石板に記されたキリスト教成立の秘密。
これを如何に解き明かすかで本作の評価は左右されることでありましょう。
過度な期待は禁物ではありますが,それでも楽しみにしたいと思います。

(竹書房文庫 2015年)

posted by 森山樹 at 06:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想