2019年08月28日

購入記録(2019.08.28)

ジャック・カーリィ 百番目の男 文春文庫 ¥950
ジャック・カーリィ デス・コレクターズ 文春文庫 ¥950

以前から読みたかったジャック・カーリィを購入しました。
意外に文春文庫の海外小説って揃っているところ少ないのよね。
見つけた時に購入しないと入手が困難になってしまいます。
いや,今でも既に困難な気がしますけれど。
続巻も首尾よく手に入ればいいなあ。
読書は順々に進めていきたいと思っています。

〈2019年書籍購入覚書〉 計85冊
posted by 森山樹 at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入記録

カミラ・レックバリ『氷姫』

〈2019年読書感想51冊目〉
カミラ・レックバリ『氷姫』〈エリカ&パトリック事件簿〉


〈エリカ&パトリック事件簿〉と銘打たれたミステリィシリーズの第1作目です。
舞台がスウェーデンということで如何にもな北欧ミステリィと言った感じ。
いや,そこまで北欧ミステリィをきちんと読み込んでいるわけではありませんが。
死体で発見された幼き日の親友の真相を求めて奔走するエリカが主人公。
そのエリカの幼馴染で現在は刑事のパトリックがその相棒ということになります。
エリカは伝記作家であり,行動力のある魅力的な女性ということでいいのかな。
女性作家が描く女性主人公ということで自分には共感し辛い部分も多々あります。
北欧ミステリィらしく家庭問題や社会問題が扱われるのも好みは分かれそう。
尤も,今作では社会問題の色合いはそれ程濃いものではありませんでしたが。
事件そのものは割合に独創性のないありふれたもの。
エリカとパトリックの捜査の末に明かされる真実も予想通りと言えば予想通り。
但し,その真実に至るまでの捜査の過程が丁寧に描かれているのが面白いです。
一見関係のない事象が徐々に繋がっていき,一極に集中するのは大好き。
問題は割と偶然性が高い事象が連続して,結果的にご都合主義に思えることかなあ。
また,エリカに対してパトリックが捜査内容を簡単に漏らし過ぎなのはいいのか。
幾ら惚れた女性が追う事件解決の為とは言いながら,公私混同が過ぎる気がします。
エリカと妹アンナ夫妻,それに両親の遺した家の問題も解決していないしね。
このあたりは或る意味では現実的ですが,現実的過ぎてちょっと嫌になります。
エリカとパトリックよりも脇を固める人物の方が個性的で魅力的。
特にパトリックの同僚のアンニカは大好き。
捜査に来たパトリックにお菓子を振る舞うペトレーン夫人も微笑ましいです。
スウェーデンでは大人気のミステリィということで既に邦訳も10冊くらい出ているみたい。
まあ,これから先に更に面白くなることを願って次作も読みたいと思います。
社会問題色が強くなると苦手感を覚えてしまうかもしれませんが。

(集英社文庫 2009年)

posted by 森山樹 at 05:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想

2019年08月27日

ジェームズ・ロリンズ『ギルドの系譜(下)』

〈2019年読書感想50冊目〉
ジェームズ・ロリンズ『ギルドの系譜(下)』〈シグマフォース〉


ドバイとアメリカを舞台にギルドとの最終決戦が描かれる〈シグマフォース〉第7作目です。
これまで以上の窮地の中を鮮やかに戦い抜くシグマフォースが格好いい。
特に久しぶりに戦場へ復帰したキャットの姿が印象的です。
リサやセイチャンとともに強い女性が多いのも本作の魅力のひとつですね。
今巻では登場しませんでしたが,レイチェル・ヴェローナもそのひとりかな。
中盤から終盤までの息を吐かせない激戦は非常に楽しかった。
最近はペインター指令官に食われていたグレイ・ピアースも大活躍しますしね。
但し,ギルドの正体というかその全容については拍子抜けかなあ。
結局,最後まで何を目的としていたのかが分からないままでした。
今作に限って言えば,不死であることは間違いがないのですけれども。
これまでの作品でシグマと争った遺物とが結びつかないのですよね。
単に世界を牛耳るよく分からない悪の組織のままで終わってしまった気がします。
その支配者は或る意味では予想通りというかなんというか。
また,ドバイを舞台とするだけの必然性にも乏しかったかなあ。
確かに驚異的な建築物が乱立する魅力的な都市ではあるのでしょうけれども。
シグマフォースの協力者となったタッカー&ケインはなかなか良かった。
軍用犬であるケインの視点からの描写も興味深いものがありました。
シグマフォースには加わりませんでしたが,今後も登場することになるのかな。
このひとりと一匹を主人公にした番外篇もあるようなので期待したいと思います。
ギルドが一応壊滅したことで今後の展開がどのようになるのかは不明。
セイチャンの出自が明かされたことで,此方が物語の中心になる気もしますが。
尤も,ギルドの真の血筋を有する者はまだまだ残っていそうな感じがします。
ギルド残党との戦いが主軸となっていくのかもしれません。
今作では薄めだった歴史要素も次作以降では再び濃厚になることを望みます。
何はともあれ,シリーズの一旦の終結作としてはそれなりに満足。
今後の新たな展開を楽しみにしたいと思います。

(竹書房文庫 2015年)

posted by 森山樹 at 06:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想

2019年08月26日

購入記録(2019.08.26)

カミラ・レックバリ 氷姫 集英社文庫 ¥980
アンドレアス・フェーア 弁護士アイゼンベルク 創元推理文庫 ¥1,512

旅行中に購入した本です。
こういう時は何故か妙に厚めの海外ミステリィが読みたくなります。
というわけで,現在は『氷姫』を読書中。
重厚な北欧ミステリィで割と面白い,と言っていいのかどうか。
女性視点からなのか,いまいち分からない部分が多いです。
まあ,まだ中盤にも差し掛かっていないのでこれからかなあ。
あまり社会派の要素が濃くないといいなあと思います。

〈2019年書籍購入覚書〉 計83冊
posted by 森山樹 at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入記録

2019年08月23日

ジェームズ・ロリンズ『ギルドの系譜(上)』

〈2019年読書感想49冊目〉
ジェームズ・ロリンズ『ギルドの系譜(上)』〈シグマフォース〉


ギルドとの全面的な戦いが描かれる〈シグマフォース〉の第7作目です。
或る意味でシリーズ最大の山場と言った感じで大変楽しい。
現段階では歴史的事項の謎にはまだ踏み込まれていないことには不満がありますが。
冒頭を読む限りではテンプル騎士団と不死が今巻の題材ということになるのかな。
ギルドにより誘拐されたアマンダとその胎児を巡る争いが中心となります。
アマンダはギルドの中枢と目されるギャント一族のひとりなのですよね。
このあたりはギルド内部でも複雑な事情があることを窺わせます。
ジェームズ大統領,テレサ大統領夫人,ロバート国務長官がギャント一族として登場。
恐らくはこの中の誰かがギルドを統べる指導者ということになるのでしょう。
シグマ側では軍用犬ケインとそのハンドラーであるタッカーが新たに仲間入り。
誘拐されたアマンダを追跡するのに遺憾なくその能力を発揮してくれます。
タッカーも個性が立っていて割との好み。
また,久しぶりにキャットが現場への任務に携わることになったのも嬉しい。
いきなりリサともども別個にではありますが,捕らえられてしまいましたが。
誘拐されたアマンダを追うシグマはソマリアからドバイへ。
いつも以上に苛烈な戦いとなっているのが非常に楽しいです。
完全にギルドに常に先手を打たれている気もしますけれどね。
上巻の末ではペインター指令官自らがギルドへの敗北を認めてしまいました。
尤もグレイたちがこのまま終わるわけはないので如何に巻き返すのかが楽しみ。
政治中枢にギルドの魔手が介入している以上,孤立無援となってしまうかもしれませんが。
後はやはり冒頭のテンプル騎士団が如何に物語に関わってくるかが楽しみ。
ギルド発祥に至る結社のひとつというだけには留まって欲しくないものです。
捕らわれたキャットとリサの動向も気になるところ。
自宅で愛娘の世話をするモンクにも活躍の場は与えられるのでしょうか。
此処まで戦ってきたギルドの全容が明かされるであろう下巻に期待したいと思います。

(竹書房文庫 2015年)

posted by 森山樹 at 06:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想